駅乗降者数の回復率ランキング(コロナ前後)

コロナ前の水準をどれだけ取り戻したか。駅ごとの回復力をデータで比較します。

コロナ禍により全国の駅利用者数は大幅に減少しましたが、その後の回復状況は駅ごとに大きく異なります。国土交通省「国土数値情報」のデータをもとに、2019年(コロナ前)と2023年(最新)の乗降者数を比較し、回復率が高い駅TOP20をランキングしました。

回復率ランキングTOP20(2019年→2023年)

回復率 = 2023年の乗降者数 / 2019年の乗降者数 × 100 で算出。同じ駅名に複数路線がある場合は合算した数値です。100%超えはコロナ前水準を上回った駅です。

順位駅名都道府県2019年2023年回復率
1御厨静岡県1044,4964323.1%
2公庄京都府1101000.0%
3南阿蘇白川水源熊本県219950.0%
4阿蘇白川熊本県18800.0%
5喜多京都府18800.0%
6上道岡山県3402,514739.4%
7東総元千葉県322733.3%
8ふかや花園埼玉県1611,090677.0%
9羽後中里秋田県16600.0%
10備後三日市広島県212600.0%
11比婆山広島県420500.0%
12二俣京都府15500.0%
13柿平愛知県15500.0%
14新庄田中富山県170736432.9%
15広島県28400.0%
16木与山口県28400.0%
17苔縄兵庫県415375.0%
18山郷鳥取県415375.0%
19田井ノ浜徳島県414350.0%
20荻生富山県72248344.4%

このランキングの見方

回復率は「2023年の乗降者数 / 2019年の乗降者数 × 100」で算出しています。100%であればコロナ前と同水準、100%を超えていればコロナ前を上回ったことを意味します。

回復率が高い駅には主に2つのパターンがあります。ひとつは観光需要の回復により利用者が戻った駅、もうひとつは再開発や人口流入により新たな利用者が増えた駅です。いずれも、エリアの人流が強いことを示す指標になります。

一方、回復率が低い駅はオフィス街でのリモートワーク定着や、定期券利用者の減少が影響しているケースが多く見られます。各駅の年ごとの推移は全国駅ランキングから個別に確認できます。

回復が早い駅の特徴

  • 観光需要が強く、インバウンド回復の恩恵を受けている(空港アクセス駅・観光地最寄り駅)
  • 再開発や大型商業施設の開業により、新たな来街者が増加している
  • 沿線の人口増加が続き、通勤・通学の実需が拡大している
  • 郊外住宅地の最寄り駅で、リモートワーク普及後も一定の通勤需要が残っている
  • イベント・コンサート会場周辺の駅で、大型イベント再開により利用者が回復している
  • 複数路線が乗り入れるターミナルで、乗り換え需要が底堅く推移している

まとめ

コロナ前後の回復率は、駅ごとの人流の質を見極める指標です。回復率が高い駅は、観光・商業・居住いずれかの需要が堅調であることを示しており、商圏分析やエリア選定において有用な判断材料になります。

AreaScopeでは駅ごとの時系列データを確認できるため、コロナ前・コロナ中・最新年の推移を個別に把握できます。このランキングで気になった駅があれば、駅ページから詳細を確認してみてください。

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気になる駅やエリアがあれば、詳細データを確認してみてください。

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出典:「国土数値情報(駅別乗降客数データ)」(国土交通省)

https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/