東京都の人口減×人流強い街ランキング
人口が減っていても、駅が活発に使われている街は東京都にもあります。
国勢調査の人口増加率(2015年→2020年)と国土交通省「国土数値情報」の駅乗降者数(2023年)を比較し、東京都内で人口は減少しているのに人流が強い街をランキングしました。観光地、商業集積地、オフィス街、広域ターミナルなど、居住人口とは異なる需要で駅が使われている実態が見えてきます。
東京都の人口減×人流強い街ランキング
スコア = |人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000) で算出。人口が減っているのに駅利用が大きいほどスコアが高くなります。
| 順位 | 駅名 | 自治体 | 乗降者数 | 人口増加率 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 奥多摩駅 | 奥多摩町 | 1,740人 | -9.3% | 73.2 |
| 2位 | 箱根ヶ崎駅 | 瑞穂町 | 7,948人 | -5.0% | 45.7 |
| 3位 | 拝島駅 | 福生市 | 88,356人 | -3.4% | 38.7 |
| 4位 | 福生駅 | 福生市 | 29,470人 | -3.4% | 35.0 |
| 5位 | 牛浜駅 | 福生市 | 8,426人 | -3.4% | 31.0 |
| 6位 | 河辺駅 | 青梅市 | 24,158人 | -2.8% | 28.4 |
| 7位 | 小作駅 | 羽村市 | 29,436人 | -2.7% | 27.9 |
| 8位 | 羽村駅 | 羽村市 | 23,976人 | -2.7% | 27.3 |
| 9位 | 東青梅駅 | 青梅市 | 12,004人 | -2.8% | 26.5 |
| 10位 | 青梅駅 | 青梅市 | 10,698人 | -2.8% | 26.2 |
| 11位 | 滝本駅 | 青梅市 | 604人 | -2.8% | 20.7 |
| 12位 | 御岳山駅 | 青梅市 | 580人 | -2.8% | 20.6 |
| 13位 | 秋川駅 | あきる野市 | 11,800人 | -2.0% | 19.4 |
| 14位 | 東秋留駅 | あきる野市 | 8,502人 | -2.0% | 18.8 |
| 15位 | 武蔵引田駅 | あきる野市 | 7,942人 | -2.0% | 18.7 |
| 16位 | 武蔵五日市駅 | あきる野市 | 7,384人 | -2.0% | 18.6 |
| 17位 | 武蔵増戸駅 | あきる野市 | 4,596人 | -2.0% | 17.7 |
| 18位 | 東大和市駅 | 東大和市 | 23,054人 | -1.5% | 14.9 |
| 19位 | 上北台駅 | 東大和市 | 12,741人 | -1.5% | 14.1 |
| 20位 | 桜街道駅 | 東大和市 | 6,624人 | -1.5% | 13.2 |
| 21位 | 東久留米駅 | 東久留米市 | 50,217人 | -1.2% | 12.7 |
| 22位 | 町田駅 | 町田市 | 451,092人 | -0.3% | 3.8 |
| 23位 | 鶴川駅 | 町田市 | 59,849人 | -0.3% | 3.2 |
| 24位 | 南町田グランベリーパーク駅 | 町田市 | 45,095人 | -0.3% | 3.1 |
| 25位 | 玉川学園前駅 | 町田市 | 40,777人 | -0.3% | 3.1 |
| 26位 | 成瀬駅 | 町田市 | 33,848人 | -0.3% | 3.1 |
| 27位 | 多摩境駅 | 町田市 | 20,368人 | -0.3% | 2.9 |
| 28位 | 相原駅 | 町田市 | 19,290人 | -0.3% | 2.9 |
| 29位 | つくし野駅 | 町田市 | 10,579人 | -0.3% | 2.8 |
| 30位 | すずかけ台駅 | 町田市 | 10,351人 | -0.3% | 2.7 |
このランキングの見方
このランキングは「|人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000)」で算出しています。人口減少率の絶対値が大きく、かつ乗降者数が多い駅ほどスコアが高くなります。つまり「人口は減っているのに、駅はしっかり使われている」エリアが上位に来ます。
こうしたエリアが存在する理由は、居住人口と来訪人口の違いです。観光地は住民が減っても旅行者が駅を利用し、商業集積地やオフィス街は周辺自治体からの通勤・買い物客が乗降者数を支えています。
不動産投資や商圏分析においては、人口減少だけで「衰退エリア」と判断すると、こうした来訪需要を見落とすリスクがあります。各駅の時系列推移は全国駅ランキングから確認できます。
東京都でこうした街が生まれる背景
- 観光需要が強く、居住人口とは無関係に駅利用者が多い
- 商業集積が強く、周辺自治体からの買い物客・来街者が駅の乗降者数を支えている
- オフィス街・業務地として通勤需要が大きく、昼間人口が夜間人口を大幅に上回る
- 広域ターミナルとして複数路線が交差し、乗り換え需要が大きい
- 居住者は高齢化・減少傾向でも、商圏としての集客力は維持されている
- 不動産の評価が「居住用」と「商業・投資用」で大きく異なるケースが多い
まとめ
東京都内でも、人口が減少しているのに人流が強い街は存在します。こうしたエリアは、居住需要ではなく来訪需要や商業需要で経済が回っており、人口データだけでは見えない街の実力を持っています。
商圏分析や不動産投資においては、人口推移と駅利用データを合わせて確認することで、「住む人は減っているが、来る人は多い」エリアの実態を正確に把握できます。AreaScopeでは駅ごとの時系列データと市区町村の人口推移を個別に確認できます。