佐賀県の人口減×人流強い街ランキング
人口が減っていても、駅が活発に使われている街は佐賀県にもあります。
国勢調査の人口増加率(2015年→2020年)と国土交通省「国土数値情報」の駅乗降者数(2023年)を比較し、佐賀県内で人口は減少しているのに人流が強い街をランキングしました。観光地、商業集積地、オフィス街、広域ターミナルなど、居住人口とは異なる需要で駅が使われている実態が見えてきます。
佐賀県の人口減×人流強い街ランキング
スコア = |人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000) で算出。人口が減っているのに駅利用が大きいほどスコアが高くなります。
| 順位 | 駅名 | 自治体 | 乗降者数 | 人口増加率 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 肥前白石駅 | 白石町 | 1,246人 | -7.9% | 60.9 |
| 2位 | 中多久駅 | 多久市 | 628人 | -7.4% | 54.5 |
| 3位 | 多久駅 | 多久市 | 564人 | -7.4% | 54.1 |
| 4位 | 肥前鹿島駅 | 鹿島市 | 1,690人 | -6.0% | 47.7 |
| 5位 | 有田駅 | 有田町 | 1,922人 | -5.7% | 45.1 |
| 6位 | 三代橋駅 | 有田町 | 108人 | -5.7% | 39.6 |
| 7位 | 西有田駅 | 有田町 | 84人 | -5.7% | 39.5 |
| 8位 | 黒川駅 | 有田町 | 63人 | -5.7% | 39.4 |
| 9位 | 大木駅 | 有田町 | 46人 | -5.7% | 39.3 |
| 10位 | 山谷駅 | 有田町 | 35人 | -5.7% | 39.2 |
| 11位 | 蔵宿駅 | 有田町 | 34人 | -5.7% | 39.2 |
| 12位 | 夫婦石駅 | 有田町 | 26人 | -5.7% | 39.2 |
| 13位 | 唐津駅 | 唐津市 | 3,916人 | -4.4% | 37.5 |
| 14位 | 伊万里駅 | 伊万里市 | 894人 | -4.7% | 35.6 |
| 15位 | 東唐津駅 | 唐津市 | 1,478人 | -4.4% | 34.5 |
| 16位 | 浜崎駅 | 唐津市 | 1,146人 | -4.4% | 33.8 |
| 17位 | 川東駅 | 伊万里市 | 242人 | -4.7% | 33.6 |
| 18位 | 久原駅 | 伊万里市 | 106人 | -4.7% | 33.1 |
| 19位 | 西唐津駅 | 唐津市 | 822人 | -4.4% | 33.1 |
| 20位 | 鳴石駅 | 伊万里市 | 76人 | -4.7% | 33.0 |
| 21位 | 里駅 | 伊万里市 | 64人 | -4.7% | 32.9 |
| 22位 | 楠久駅 | 伊万里市 | 62人 | -4.7% | 32.9 |
| 23位 | 浦ノ崎駅 | 伊万里市 | 50人 | -4.7% | 32.9 |
| 24位 | 東山代駅 | 伊万里市 | 47人 | -4.7% | 32.8 |
| 25位 | 福島口駅 | 伊万里市 | 32人 | -4.7% | 32.8 |
| 26位 | 和多田駅 | 唐津市 | 686人 | -4.4% | 32.8 |
| 27位 | 金武駅 | 伊万里市 | 26人 | -4.7% | 32.8 |
| 28位 | 波瀬駅 | 伊万里市 | 2人 | -4.7% | 32.6 |
| 29位 | 山本駅 | 唐津市 | 564人 | -4.4% | 32.4 |
| 30位 | 神埼駅 | 神埼市 | 2,880人 | -2.6% | 21.3 |
| 31位 | 武雄温泉駅 | 武雄市 | 3,432人 | -2.3% | 19.6 |
| 32位 | 三間坂駅 | 武雄市 | 638人 | -2.3% | 17.3 |
| 33位 | 佐賀駅 | 佐賀市 | 23,444人 | -1.3% | 13.1 |
| 34位 | 基山駅 | 基山町 | 7,654人 | -1.4% | 13.0 |
| 35位 | 弥生が丘駅 | 基山町 | 2,734人 | -1.4% | 11.8 |
| 36位 | けやき台駅 | 基山町 | 2,040人 | -1.4% | 11.5 |
| 37位 | 立野駅 | 基山町 | 108人 | -1.4% | 10.1 |
| 38位 | 久保田駅 | 佐賀市 | 1,198人 | -1.3% | 10.0 |
| 39位 | 鍋島駅 | 佐賀市 | 1,108人 | -1.3% | 9.9 |
| 40位 | 小城駅 | 小城市 | 2,014人 | -0.7% | 5.6 |
| 41位 | 牛津駅 | 小城市 | 1,262人 | -0.7% | 5.4 |
| 42位 | 吉野ヶ里公園駅 | 吉野ヶ里町 | 2,498人 | -0.5% | 4.4 |
| 43位 | 江北駅 | 江北町 | 2,176人 | -0.2% | 1.4 |
このランキングの見方
このランキングは「|人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000)」で算出しています。人口減少率の絶対値が大きく、かつ乗降者数が多い駅ほどスコアが高くなります。つまり「人口は減っているのに、駅はしっかり使われている」エリアが上位に来ます。
こうしたエリアが存在する理由は、居住人口と来訪人口の違いです。観光地は住民が減っても旅行者が駅を利用し、商業集積地やオフィス街は周辺自治体からの通勤・買い物客が乗降者数を支えています。
不動産投資や商圏分析においては、人口減少だけで「衰退エリア」と判断すると、こうした来訪需要を見落とすリスクがあります。各駅の時系列推移は全国駅ランキングから確認できます。
佐賀県でこうした街が生まれる背景
- 観光需要が強く、居住人口とは無関係に駅利用者が多い
- 商業集積が強く、周辺自治体からの買い物客・来街者が駅の乗降者数を支えている
- オフィス街・業務地として通勤需要が大きく、昼間人口が夜間人口を大幅に上回る
- 広域ターミナルとして複数路線が交差し、乗り換え需要が大きい
- 居住者は高齢化・減少傾向でも、商圏としての集客力は維持されている
- 不動産の評価が「居住用」と「商業・投資用」で大きく異なるケースが多い
まとめ
佐賀県内でも、人口が減少しているのに人流が強い街は存在します。こうしたエリアは、居住需要ではなく来訪需要や商業需要で経済が回っており、人口データだけでは見えない街の実力を持っています。
商圏分析や不動産投資においては、人口推移と駅利用データを合わせて確認することで、「住む人は減っているが、来る人は多い」エリアの実態を正確に把握できます。AreaScopeでは駅ごとの時系列データと市区町村の人口推移を個別に確認できます。