奈良県の人口減×人流強い街ランキング
人口が減っていても、駅が活発に使われている街は奈良県にもあります。
国勢調査の人口増加率(2015年→2020年)と国土交通省「国土数値情報」の駅乗降者数(2023年)を比較し、奈良県内で人口は減少しているのに人流が強い街をランキングしました。観光地、商業集積地、オフィス街、広域ターミナルなど、居住人口とは異なる需要で駅が使われている実態が見えてきます。
奈良県の人口減×人流強い街ランキング
スコア = |人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000) で算出。人口が減っているのに駅利用が大きいほどスコアが高くなります。
| 順位 | 駅名 | 自治体 | 乗降者数 | 人口増加率 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 吉野駅 | 吉野町 | 412人 | -15.8% | 114.7 |
| 2位 | 大和上市駅 | 吉野町 | 315人 | -15.8% | 113.6 |
| 3位 | 吉野神宮駅 | 吉野町 | 264人 | -15.8% | 112.9 |
| 4位 | 榛原駅 | 宇陀市 | 6,802人 | -9.6% | 86.0 |
| 5位 | 近鉄御所駅 | 御所市 | 2,585人 | -10.3% | 84.4 |
| 6位 | 吉野口駅 | 御所市 | 2,017人 | -10.3% | 82.7 |
| 7位 | 御所駅 | 御所市 | 1,186人 | -10.3% | 79.3 |
| 8位 | 五条駅 | 五條市 | 1,944人 | -9.9% | 79.1 |
| 9位 | 玉手駅 | 御所市 | 706人 | -10.3% | 76.8 |
| 10位 | 葛駅 | 御所市 | 289人 | -10.3% | 73.9 |
| 11位 | 掖上駅 | 御所市 | 208人 | -10.3% | 73.2 |
| 12位 | 室生口大野駅 | 宇陀市 | 702人 | -9.6% | 71.4 |
| 13位 | 北宇智駅 | 五條市 | 314人 | -9.9% | 71.1 |
| 14位 | 大和二見駅 | 五條市 | 280人 | -9.9% | 70.9 |
| 15位 | 三本松駅 | 宇陀市 | 100人 | -9.6% | 67.2 |
| 16位 | 福神駅 | 大淀町 | 2,192人 | -7.4% | 59.9 |
| 17位 | 下市口駅 | 大淀町 | 2,028人 | -7.4% | 59.5 |
| 18位 | 六田駅 | 大淀町 | 619人 | -7.4% | 54.8 |
| 19位 | 越部駅 | 大淀町 | 315人 | -7.4% | 53.3 |
| 20位 | 大阿太駅 | 大淀町 | 65人 | -7.4% | 51.7 |
| 21位 | 薬水駅 | 大淀町 | 47人 | -7.4% | 51.6 |
| 22位 | 飛鳥駅 | 明日香村 | 2,088人 | -6.2% | 50.0 |
| 23位 | 天理駅 | 天理市 | 12,769人 | -5.2% | 49.6 |
| 24位 | 壺阪山駅 | 高取町 | 1,068人 | -6.5% | 49.5 |
| 25位 | 市尾駅 | 高取町 | 351人 | -6.5% | 46.7 |
| 26位 | 石見駅 | 三宅町 | 1,729人 | -5.8% | 46.0 |
| 27位 | 大和高田駅 | 大和高田市 | 13,509人 | -4.7% | 45.4 |
| 28位 | 前栽駅 | 天理市 | 3,305人 | -5.2% | 43.6 |
| 29位 | 二階堂駅 | 天理市 | 2,942人 | -5.2% | 43.1 |
| 30位 | 但馬駅 | 三宅町 | 526人 | -5.8% | 42.6 |
| 31位 | 高田市駅 | 大和高田市 | 6,212人 | -4.7% | 42.1 |
| 32位 | 近鉄郡山駅 | 大和郡山市 | 15,974人 | -4.3% | 42.1 |
| 33位 | 大和小泉駅 | 大和郡山市 | 14,110人 | -4.3% | 41.6 |
| 34位 | 大輪田駅 | 河合町 | 1,997人 | -5.1% | 41.2 |
| 35位 | 櫟本駅 | 天理市 | 1,710人 | -5.2% | 41.1 |
| 36位 | 桜井駅 | 桜井市 | 17,391人 | -4.2% | 41.0 |
| 37位 | 高田駅 | 大和高田市 | 4,136人 | -4.7% | 40.5 |
| 38位 | 郡山駅 | 大和郡山市 | 9,764人 | -4.3% | 40.1 |
| 39位 | 柳本駅 | 天理市 | 1,064人 | -5.2% | 39.7 |
| 40位 | 佐味田川駅 | 河合町 | 1,255人 | -5.1% | 39.7 |
| 41位 | 長柄駅 | 天理市 | 1,000人 | -5.2% | 39.6 |
| 42位 | 池部駅 | 河合町 | 974人 | -5.1% | 39.0 |
| 43位 | 筒井駅 | 大和郡山市 | 7,149人 | -4.3% | 39.0 |
| 44位 | 築山駅 | 大和高田市 | 2,590人 | -4.7% | 38.8 |
| 45位 | 平群駅 | 平群町 | 2,653人 | -4.6% | 38.0 |
| 46位 | 九条駅 | 大和郡山市 | 4,001人 | -4.3% | 36.8 |
| 47位 | 浮孔駅 | 大和高田市 | 1,285人 | -4.7% | 36.7 |
| 48位 | 松塚駅 | 大和高田市 | 1,165人 | -4.7% | 36.4 |
| 49位 | 竜田川駅 | 平群町 | 1,583人 | -4.6% | 36.4 |
| 50位 | 元山上口駅 | 平群町 | 1,262人 | -4.6% | 35.8 |
このランキングの見方
このランキングは「|人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000)」で算出しています。人口減少率の絶対値が大きく、かつ乗降者数が多い駅ほどスコアが高くなります。つまり「人口は減っているのに、駅はしっかり使われている」エリアが上位に来ます。
こうしたエリアが存在する理由は、居住人口と来訪人口の違いです。観光地は住民が減っても旅行者が駅を利用し、商業集積地やオフィス街は周辺自治体からの通勤・買い物客が乗降者数を支えています。
不動産投資や商圏分析においては、人口減少だけで「衰退エリア」と判断すると、こうした来訪需要を見落とすリスクがあります。各駅の時系列推移は全国駅ランキングから確認できます。
奈良県でこうした街が生まれる背景
- 観光需要が強く、居住人口とは無関係に駅利用者が多い
- 商業集積が強く、周辺自治体からの買い物客・来街者が駅の乗降者数を支えている
- オフィス街・業務地として通勤需要が大きく、昼間人口が夜間人口を大幅に上回る
- 広域ターミナルとして複数路線が交差し、乗り換え需要が大きい
- 居住者は高齢化・減少傾向でも、商圏としての集客力は維持されている
- 不動産の評価が「居住用」と「商業・投資用」で大きく異なるケースが多い
まとめ
奈良県内でも、人口が減少しているのに人流が強い街は存在します。こうしたエリアは、居住需要ではなく来訪需要や商業需要で経済が回っており、人口データだけでは見えない街の実力を持っています。
商圏分析や不動産投資においては、人口推移と駅利用データを合わせて確認することで、「住む人は減っているが、来る人は多い」エリアの実態を正確に把握できます。AreaScopeでは駅ごとの時系列データと市区町村の人口推移を個別に確認できます。