宮城県の人口減×人流強い街ランキング
人口が減っていても、駅が活発に使われている街は宮城県にもあります。
国勢調査の人口増加率(2015年→2020年)と国土交通省「国土数値情報」の駅乗降者数(2023年)を比較し、宮城県内で人口は減少しているのに人流が強い街をランキングしました。観光地、商業集積地、オフィス街、広域ターミナルなど、居住人口とは異なる需要で駅が使われている実態が見えてきます。
宮城県の人口減×人流強い街ランキング
スコア = |人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000) で算出。人口が減っているのに駅利用が大きいほどスコアが高くなります。
| 順位 | 駅名 | 自治体 | 乗降者数 | 人口増加率 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 丸森駅 | 丸森町 | 472人 | -12.2% | 89.3 |
| 2位 | 北丸森駅 | 丸森町 | 22人 | -12.2% | 84.8 |
| 3位 | あぶくま駅 | 丸森町 | 5人 | -12.2% | 84.6 |
| 4位 | 松島海岸駅 | 松島町 | 2,748人 | -7.6% | 62.6 |
| 5位 | 白石駅 | 白石市 | 5,188人 | -7.1% | 62.2 |
| 6位 | 高城町駅 | 松島町 | 2,454人 | -7.6% | 62.0 |
| 7位 | くりこま高原駅 | 栗原市 | 1,760人 | -7.5% | 59.7 |
| 8位 | 松島駅 | 松島町 | 1,348人 | -7.6% | 59.1 |
| 9位 | 角田駅 | 角田市 | 1,279人 | -7.3% | 56.5 |
| 10位 | 瀬峰駅 | 栗原市 | 776人 | -7.5% | 56.4 |
| 11位 | 白石蔵王駅 | 白石市 | 1,664人 | -7.1% | 56.2 |
| 12位 | 品井沼駅 | 松島町 | 442人 | -7.6% | 55.4 |
| 13位 | 石越駅 | 登米市 | 560人 | -7.2% | 53.1 |
| 14位 | 岡駅 | 角田市 | 118人 | -7.3% | 51.3 |
| 15位 | 陸前豊里駅 | 登米市 | 150人 | -7.2% | 50.9 |
| 16位 | 南角田駅 | 角田市 | 35人 | -7.3% | 50.7 |
| 17位 | 横倉駅 | 角田市 | 17人 | -7.3% | 50.6 |
| 18位 | 気仙沼駅 | 気仙沼市 | 278人 | -5.9% | 42.3 |
| 19位 | 石巻駅 | 石巻市 | 5,440人 | -4.8% | 42.1 |
| 20位 | 古川駅 | 大崎市 | 8,758人 | -4.5% | 41.7 |
| 21位 | 陸前山下駅 | 石巻市 | 1,804人 | -4.8% | 38.1 |
| 22位 | 蛇田駅 | 石巻市 | 1,638人 | -4.8% | 37.8 |
| 23位 | 鹿島台駅 | 大崎市 | 2,522人 | -4.5% | 37.1 |
| 24位 | 松山町駅 | 大崎市 | 902人 | -4.5% | 34.3 |
| 25位 | 鳴子温泉駅 | 大崎市 | 336人 | -4.5% | 32.7 |
| 26位 | 本塩釜駅 | 塩竈市 | 5,032人 | -3.7% | 31.9 |
| 27位 | 鳴子御殿湯駅 | 大崎市 | 70人 | -4.5% | 31.7 |
| 28位 | 塩釜駅 | 塩竈市 | 4,696人 | -3.7% | 31.7 |
| 29位 | 東塩釜駅 | 塩竈市 | 4,188人 | -3.7% | 31.3 |
| 30位 | 小牛田駅 | 美里町 | 3,704人 | -3.5% | 29.2 |
| 31位 | 槻木駅 | 柴田町 | 6,108人 | -3.2% | 28.1 |
| 32位 | 船岡駅 | 柴田町 | 5,836人 | -3.2% | 28.0 |
| 33位 | 泉中央駅 | 仙台市 | 46,386人 | -2.1% | 23.1 |
| 34位 | 東船岡駅 | 柴田町 | 161人 | -3.2% | 22.4 |
| 35位 | 八乙女駅 | 仙台市 | 14,744人 | -2.1% | 20.7 |
| 36位 | 黒松駅 | 仙台市 | 8,404人 | -2.1% | 19.6 |
| 37位 | 山下駅 | 山元町 | 1,094人 | -2.2% | 16.7 |
| 38位 | 坂元駅 | 山元町 | 426人 | -2.2% | 15.9 |
| 39位 | 利府駅 | 利府町 | 5,006人 | -1.8% | 15.8 |
| 40位 | 岩沼駅 | 岩沼市 | 13,038人 | -1.4% | 13.0 |
| 41位 | 亘理駅 | 亘理町 | 3,472人 | -1.5% | 12.6 |
| 42位 | 浜吉田駅 | 亘理町 | 800人 | -1.5% | 11.2 |
| 43位 | 大河原駅 | 大河原町 | 6,110人 | -0.9% | 8.5 |
| 44位 | 矢本駅 | 東松島市 | 2,242人 | -1.0% | 8.3 |
| 45位 | 陸前赤井駅 | 東松島市 | 1,220人 | -1.0% | 7.9 |
このランキングの見方
このランキングは「|人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000)」で算出しています。人口減少率の絶対値が大きく、かつ乗降者数が多い駅ほどスコアが高くなります。つまり「人口は減っているのに、駅はしっかり使われている」エリアが上位に来ます。
こうしたエリアが存在する理由は、居住人口と来訪人口の違いです。観光地は住民が減っても旅行者が駅を利用し、商業集積地やオフィス街は周辺自治体からの通勤・買い物客が乗降者数を支えています。
不動産投資や商圏分析においては、人口減少だけで「衰退エリア」と判断すると、こうした来訪需要を見落とすリスクがあります。各駅の時系列推移は全国駅ランキングから確認できます。
宮城県でこうした街が生まれる背景
- 観光需要が強く、居住人口とは無関係に駅利用者が多い
- 商業集積が強く、周辺自治体からの買い物客・来街者が駅の乗降者数を支えている
- オフィス街・業務地として通勤需要が大きく、昼間人口が夜間人口を大幅に上回る
- 広域ターミナルとして複数路線が交差し、乗り換え需要が大きい
- 居住者は高齢化・減少傾向でも、商圏としての集客力は維持されている
- 不動産の評価が「居住用」と「商業・投資用」で大きく異なるケースが多い
まとめ
宮城県内でも、人口が減少しているのに人流が強い街は存在します。こうしたエリアは、居住需要ではなく来訪需要や商業需要で経済が回っており、人口データだけでは見えない街の実力を持っています。
商圏分析や不動産投資においては、人口推移と駅利用データを合わせて確認することで、「住む人は減っているが、来る人は多い」エリアの実態を正確に把握できます。AreaScopeでは駅ごとの時系列データと市区町村の人口推移を個別に確認できます。