岩手県の人口減×人流強い街ランキング
人口が減っていても、駅が活発に使われている街は岩手県にもあります。
国勢調査の人口増加率(2015年→2020年)と国土交通省「国土数値情報」の駅乗降者数(2023年)を比較し、岩手県内で人口は減少しているのに人流が強い街をランキングしました。観光地、商業集積地、オフィス街、広域ターミナルなど、居住人口とは異なる需要で駅が使われている実態が見えてきます。
岩手県の人口減×人流強い街ランキング
スコア = |人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000) で算出。人口が減っているのに駅利用が大きいほどスコアが高くなります。
| 順位 | 駅名 | 自治体 | 乗降者数 | 人口増加率 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ほっとゆだ駅 | 西和賀町 | 214人 | -12.7% | 90.1 |
| 2位 | 鵜住居駅 | 釜石市 | 40人 | -12.8% | 89.2 |
| 3位 | 両石駅 | 釜石市 | 1人 | -12.8% | 88.7 |
| 4位 | 一戸駅 | 一戸町 | 448人 | -11.0% | 80.3 |
| 5位 | 奥中山高原駅 | 一戸町 | 287人 | -11.0% | 79.0 |
| 6位 | 磯鶏駅 | 宮古市 | 76人 | -11.1% | 77.7 |
| 7位 | 津軽石駅 | 宮古市 | 67人 | -11.1% | 77.6 |
| 8位 | いわて沼宮内駅 | 岩手町 | 861人 | -10.3% | 77.4 |
| 9位 | 八木沢・宮古短大駅 | 宮古市 | 43人 | -11.1% | 77.3 |
| 10位 | 払川駅 | 宮古市 | 42人 | -11.1% | 77.3 |
| 11位 | 小鳥谷駅 | 一戸町 | 78人 | -11.0% | 77.0 |
| 12位 | 小繋駅 | 一戸町 | 5人 | -11.0% | 76.3 |
| 13位 | 岩手川口駅 | 岩手町 | 204人 | -10.3% | 72.9 |
| 14位 | 一ノ関駅 | 一関市 | 7,830人 | -7.9% | 72.1 |
| 15位 | 御堂駅 | 岩手町 | 40人 | -10.3% | 71.4 |
| 16位 | 遠野駅 | 遠野市 | 540人 | -9.6% | 70.5 |
| 17位 | 陸中山田駅 | 山田町 | 178人 | -9.5% | 67.3 |
| 18位 | 豊間根駅 | 山田町 | 72人 | -9.5% | 66.4 |
| 19位 | 岩手船越駅 | 山田町 | 62人 | -9.5% | 66.3 |
| 20位 | 織笠駅 | 山田町 | 41人 | -9.5% | 66.1 |
| 21位 | 大更駅 | 八幡平市 | 376人 | -8.8% | 64.0 |
| 22位 | 二戸駅 | 二戸市 | 2,007人 | -7.6% | 60.9 |
| 23位 | 平泉駅 | 平泉町 | 792人 | -7.8% | 58.6 |
| 24位 | 雫石駅 | 雫石町 | 904人 | -7.4% | 55.6 |
| 25位 | 斗米駅 | 二戸市 | 176人 | -7.6% | 53.7 |
| 26位 | 金田一温泉駅 | 二戸市 | 168人 | -7.6% | 53.7 |
| 27位 | 久慈駅 | 久慈市 | 278人 | -7.3% | 52.2 |
| 28位 | 水沢駅 | 奥州市 | 3,184人 | -5.4% | 45.3 |
| 29位 | 大槌駅 | 大槌町 | 57人 | -6.4% | 44.7 |
| 30位 | 吉里吉里駅 | 大槌町 | 19人 | -6.4% | 44.5 |
| 31位 | 浪板海岸駅 | 大槌町 | 13人 | -6.4% | 44.4 |
| 32位 | 水沢江刺駅 | 奥州市 | 1,744人 | -5.4% | 43.0 |
| 33位 | 前沢駅 | 奥州市 | 978人 | -5.4% | 41.2 |
| 34位 | 花巻駅 | 花巻市 | 6,008人 | -4.6% | 40.9 |
| 35位 | 新花巻駅 | 花巻市 | 1,508人 | -4.6% | 36.1 |
| 36位 | 盛岡駅 | 盛岡市 | 42,178人 | -2.6% | 28.3 |
| 37位 | 岩手飯岡駅 | 盛岡市 | 4,258人 | -2.6% | 22.7 |
| 38位 | 青山駅 | 盛岡市 | 3,195人 | -2.6% | 22.1 |
| 39位 | 厨川駅 | 盛岡市 | 2,987人 | -2.6% | 22.0 |
| 40位 | 好摩駅 | 盛岡市 | 1,453人 | -2.6% | 20.7 |
| 41位 | 渋民駅 | 盛岡市 | 570人 | -2.6% | 19.5 |
| 42位 | 金ヶ崎駅 | 金ケ崎町 | 1,162人 | -2.3% | 17.4 |
| 43位 | 紫波中央駅 | 紫波町 | 2,590人 | -1.4% | 11.7 |
| 44位 | 北上駅 | 北上市 | 7,336人 | -0.5% | 4.5 |
このランキングの見方
このランキングは「|人口減少率(%)| × log(乗降者数 + 1000)」で算出しています。人口減少率の絶対値が大きく、かつ乗降者数が多い駅ほどスコアが高くなります。つまり「人口は減っているのに、駅はしっかり使われている」エリアが上位に来ます。
こうしたエリアが存在する理由は、居住人口と来訪人口の違いです。観光地は住民が減っても旅行者が駅を利用し、商業集積地やオフィス街は周辺自治体からの通勤・買い物客が乗降者数を支えています。
不動産投資や商圏分析においては、人口減少だけで「衰退エリア」と判断すると、こうした来訪需要を見落とすリスクがあります。各駅の時系列推移は全国駅ランキングから確認できます。
岩手県でこうした街が生まれる背景
- 観光需要が強く、居住人口とは無関係に駅利用者が多い
- 商業集積が強く、周辺自治体からの買い物客・来街者が駅の乗降者数を支えている
- オフィス街・業務地として通勤需要が大きく、昼間人口が夜間人口を大幅に上回る
- 広域ターミナルとして複数路線が交差し、乗り換え需要が大きい
- 居住者は高齢化・減少傾向でも、商圏としての集客力は維持されている
- 不動産の評価が「居住用」と「商業・投資用」で大きく異なるケースが多い
まとめ
岩手県内でも、人口が減少しているのに人流が強い街は存在します。こうしたエリアは、居住需要ではなく来訪需要や商業需要で経済が回っており、人口データだけでは見えない街の実力を持っています。
商圏分析や不動産投資においては、人口推移と駅利用データを合わせて確認することで、「住む人は減っているが、来る人は多い」エリアの実態を正確に把握できます。AreaScopeでは駅ごとの時系列データと市区町村の人口推移を個別に確認できます。